目覚めのプロセスとは?
頭の中のおしゃべりが何をやっているのか見ることが出来るようになり
徐々に思考の流れと自分自身を切り離せるようになることです。
頭の中で繰り返される機能不全のネガティブな思考に気づきことが目覚めの始まりなのです。
一瞬にして世界が代わってしまうような神秘体験をすること(目覚めの花火が上がること)
永続的な至福状態になることだと期待するのは”目覚めの幻想””さとりの幻想”なのです。
エックハルト・トール、アジャシャンティ、ガンガジ、ムージ・・・からの教えは
”目覚め””さとり”・・・などに付随している固定概念を削ぎ落としてくれます。
エゴ意識が捉える”目覚め””さとり”への期待や思い込み、トリックなどについて語られている動画を
これから少しずつ増やして行きたいと思っています。
【動画スクリプト:目覚めの花火?!】
マインドは”目覚めなくては、目覚めはどこだ?”と言い続けるのです。
まるで形あるものを見つけ出せるかのように”天の御国”を探しているのです。
目で確認できる形のサインを探しているのです。
”天の御国はどこだどこだ?あそこだあそこだ もうすぐやってくるぞ”
”違うよ こっちだよ”
”目覚めの花火とか、さとりの花火はどこにあるんだ?”
”10年間も目覚めの花火が上がるのを待ち続けているのに、なにも起こらない・・・”
目覚めは自然に沸き起こってくるものなのです。
それは周りの状況が助けとなってやってくる場合もあるし
逆に助けとは思われないような混乱状態としてやってくる場合もあります。
周りの人が叫んでいるドラマだったり、
まったく酷いこと嫌なことが起こっているような場合もあるのです。
そこで突然、反応するのではなく穏やかで研ぎ澄まされている自分を発見するのです。
それは”目覚め”の一側面です。
それは、”こういうことが私に起こった”と手にとってわかるような出来事ではないのです。
稀に、永続的な変化が起こる人もいますが
でもそれは本当に稀なことで、ほとんどの人間にとっては段々と移り変わっていくものです。
絶えず思考の流れに埋もれている状態
次から次へとやってくる思考の流れだけに引きずられている状態から徐々に変化していくのです。
いつ私は目覚めるんだろう?”という思考も含め、それらもみんな思考の流れの一部です。
その状態からの移行は、まず時々何か違ったことが現れてくることから始まります。
研ぎ澄まされた感じ、生き生きとした感じが強まってくるような状態がやってきます。
考えることに代わってそれが現れてくるのです。
もちろん思考はまだやってきます。
しかし、それは強制的に起こってくる思考ではなくなり、
考えることが必要のないスペースが現れてくるのです。
あなたは思考を超えたものとなったのです。
それが”目覚め”というものです。
by Eckhart Tolle