今日は久しぶりに動画をアップします。今まで、動画は直感的に選んでいたのですが、最近の体験として、そこに「創造の大いなる意図」が強く感じられるようになってきているので、それも、今までより精妙な調整が入っている宇宙の流れなのではないかと感じています。それに伴って、先日もアナウンスしたように、スピリチュアルプラクティスとして、新月・満月瞑想会の場を設けること、また来月末には、第6回目となる地球人のためのスピリチュアルレッスン・リトリートを伊豆大島にて開催することなど、導きが着々と行動に移っていっています。リトリートの詳細は近日中にアップしますので是非、ご確認ください。
ところで、今日アップする動画は、2007年ロサンゼルスのUCLA大学にて行われたもので、A New Earth(ニューアース)が出版されて間もない頃のエックハルトの講演会のイントロ部分です。気持ち的には、エックハルトのエネルギーに触発されて、いつもより丁寧に訳せたかなと思っています。ぜひ、エックハルトのエネルギーを感じながら、自分を感じながら、この動画に触れて頂けたら・・・と思います。
今私たちは「意識の大変革期」の真っただ中を生きています。そのプロセスの中、1)人類の現状として、思考とそれに伴う感情に捕われて生き続けてきたこと⇒集合意識的にこの状態から目覚めようとしていること 2)「今」を否定する、批判する、不満に思うエゴの思考と感情に光を当て気づきとすること、あるがままを受け入れることから始めること
今回の動画ではその二つに焦点を当ててくれています。2012年からの数年間は、不安や恐れを増幅させようとしているかのような情報や状況が増え続けることでしょう。でも、原点に返れば、その現実を創り出しているのはエゴの思考とそこにリンクしている感情に他ならないのです。情報に左右されない凛としたプレゼンス・パワー(今にある姿勢)にいつでも立ち返るプラクティスあるのみです。
今日もありがとう☆いつもありがとうございます。
感謝☆much love,
yukiko
ようこそお越しくださいました。
あなたは「今」ここにいます。どんな経緯でここに来たにせよ、あなたは「今」そこに座っています。まず、「今」ここに座っている自分を感じてみることから始めてみましょう。「今」考えていること、感じていることがどんなものであれ、「今」あなたの中で起こっていることを感じてみてください。
先程タミーが、携帯など音の出るものの電源を切るように言っていましたが、ひとつ大事なものを見落としましたね。でも、ここ(思考)の電源ボタンはどこにあるのでしょう?たとえ思考の電源を切ろうとガンバったところで、それもイライラの元になるでしょう。 何も問題がないと思っていたあなたの頭も「私には思考を止める方法がわからない」という新たな思考を創りだすのです。結果、もっと思考が増えてしまいます。それだけでなく、不満や混乱もやってくるかもしれません。
なぜならあなたはー”内なる静寂”のことを耳にしたり、実際少しは体験したことがあるかもしれないので、その状態が可能だと分かっているし信じてもいるので、「私にはできそうにもない」と考え始めてしまうのです。ですから、問題を増やさないためにも思考を止めようとガンバるのもやめましょう。ただ、あるがままの状態でいましょう。「今」この瞬間が違ったものであるべきと要求せずに、あるがままでいいのです。
みなさんは、すでにここに来るまでの間その辺はある程度体験済みだと思います。ここLA(ロサンゼルス)というところは、場所の移動だけをとってみても何かと悩みの種なわけです。ここは活気のある街ですからそれも仕方のないことでしょうけれど・・・数年前ですが、チケットのない100人が席を陣取ってしまい、チケットを持った100人の席がなくなってしまったことがありました。 そこで、私たちの今日のスピリチュアルセッションは、みなさんがこの会場に来ようと思った瞬間から始まったと考えてみましょう。そこからすべてが始まったとしてみましょう。というのは、みなさんは、何らかの形でここまで来た過程でのエネルギーを持ち越している可能性があるからです。それはそれでよいことなのです。そこには取り組むべき課題があるからです。
みなさんは悟りきった状態でここに来たわけではありません。もちろん、みなさんには目覚めを待っているブッダが内在していますが・・・でもみなさんは、思考と感情をもった存在としてここに来ています。それがみなさんの今の体験です。みなさんが取り組むことができるのはそのところです。そこを取り除こうとするのではなく、取り組むとは、そこに光を当てて気づいていくということです。そこにある「混乱しているもの」「我慢出来ないこと」「不満に思うこと」を内観してみるのです。
「なぜ人はそんなことをするのだろう?」「こうするべきなのに」「そんなことするべきじゃないのに」「いい加減にして欲しい」「もう我慢ならない」そうやって出てくる思考を観察するのです。ほとんどの思考は、その思考とつながる感情を強く引き出してきます。思考そのものは、比較的軽いのですが、そこに感情が伴った時、それは強烈になります。そうなった時あなたは思考している状態ではなく、思考に捕らわれた状態になっているのです。思考があなたを支配しているのです。 今年初め公開された「ナンバー23」という映画をご覧になった人もいるかと思いますが、この映画は主人公が”23”という数字に完全に取り憑かれ、あらゆることを”23”に結びつけるという話です。でも実際取り憑かれているのは”23”という数字ではなく、その思考なのです。これは極端な例ですが、どうなってしまうのかそれを見せてくれているものです。この場合、主人公の人生はずっとその状態なのです。それが”恐れ”によって強烈なものになってしまい、そこに残されたのは、強烈な感情を伴った巨大な思考だけです。その思考がこの主人公の内面のスペースすべてを占領しているのです。
これは極端な例です。もうひとつの例として、数年前”ビューティフル・マインド”という映画がありました。これは実話を元にしているものですが、とても優秀で知的な主人公が空想の世界に捕らわれてしまうというストーリーです。これも同じように、思考が完全にこの主人公を支配してしまい、主人公は実際には存在しない人々やものをあたかも実存しているかのように見ています。思考に支配されてしまっている人がどうなってしまうのかを観察するのは興味深いことだと思います。 映画は極端な例ですが、大小なりとも、私たちはこのような状態に悩み苦しんでいます。もちろん、比較的害のない思考もあります。ただ考えているだけだ、思考がやってきたーと言って正当化することもあるでしょう。あなたが思考しているのではなく、思考に支配されているのです。
ですから、自分でも思考しているとさえ思っていないのにどうやってそれに気づけばよいのでしょうか?あなたは完全に思考と一体化しているのです。その思考が決めつけた判断を鵜呑みにし、それが真実だと疑いもなく信じ込んでいるのです。そして、世の中はそのような人たちで溢れかえっています。それが人類の現状、機能障害の状態です。ですので、決して個人的に捉えないでください。
それが顕著なのは、ある特定の人が精神的に患っているという状況だけでなく、政治的、宗教的な集合意識に支配されている状況があります。それが長年続き、同じ事を繰り返してその地域に大混乱を招いています。世の中をある見方でみる思考に完全に支配されているのです。その見方でしか世の中を見れなくなっているのです。彼らはそうやって世の中を見ていることにさえ気が付かず、それが彼らの現実になっています。彼らは思考に支配されているのです。
ですから、今のところ地球上では大小の違いこそあれ、誰にとってもこれが宿命的なことでした。つまりみなさんは、今までずっと思考とその思考に伴った感情に支配され続けてきたのです。すべての思考にはそれを生み出す自我があります。そして、この思考が絶対的な現実であると信じ込んでいるのです。
ですから、今日はまずはじめに、自分の内面を見る練習をしてみましょう。自分は思考に捕らわれていないかどうかそれを見てみるのです。あるいは、その思考に伴った感情があなたの全スペースを占領していないかどうか見てみましょう。そこにどんな思考があるのか見て欲しいのです。頭の中でこんなことを言っているな・・・とか、ああだこうだと批判しているな・・・とか
講演:エックハルト・トール ロサンゼルスUCLAにて2007
訳:平山 由紀子
4 comments
いつも貴重な情報の提供、有難うございます。
ところで、今回の [思考と感情にとらわれていないか」 の表紙は、弥勒佛でしょうか?
豊年 満作さま~はじめまして、こんにちは!
コメントありがとうございます。
弥勒菩薩なのか・・・確かではありませんが、ふくよかなスマイルが気に入ってます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
yukiko様
ご無沙汰しております。
今回も、素敵な動画を拝聴させて頂き
ありがとうございます。
今まで使っていた思考(ネガティブ、否定的、憎しみの様な)に光を当てて(観察する)観ることを行っております。思考が出て来たらですが…(笑)
以前は、けっこう上記の思考に捕われていたことが多かったなぁ〜と感じますが、最近は地球の磁場が本当に軽くなっているんだなぁと。
自分の思考と向き合いやすい感じを受けます。
使う事無く、光りで溶かそうと、ただその思考を観てます。
yukiko様の教え、そして多くの皆様のシェアに心より感謝致しております。
毎回感じますが、シンクロって凄いと気付かされます。
ありがとうございます。
YUKIKO様
返信有難うございます。
実は、私はこのお顔によく似た弥勒様(布袋像)をお祀りして、毎日その前でイメージをだぶらせて瞑想をしています。
見事なシンクロですね。
先日の、金星の太陽面通過、即ち、20’12年6月6日は、3の倍数で通貨に要した時間は、396分。数霊的に369(ミロク)のメッセージを感じました。
太陽・金星・地球・月が一直線に並び宇宙のエネルギー調和=アセンション=弥勒の世の到来 と認識しました。が、単なる数のゴロ合わせ?の思いもありました。
このシンクロで「間違いない」と確信が得られました。
有難うございました。