2016年新しいエネルギーの扉が開かれて、日々心身魂の調整が加速して進められているのを感じています。特に意欲的に何か計画するのでもなく、とにかくエネルギー調整が日々の日課になっています。夜になると毎晩のように満天の星空を見上げて、シリウス、ベテルギウス、プロキオンの大三角形、オリオンの右斜上の方にプレアデス星団を確認して、空いっぱいの星々と情報交換をしています。2016年は大変革の年と言われていますが、その変化はすでに始まっているようです。
その変化のカギを握っているのが、今回も取り上げることになった「私たちの本質、純粋なる普遍意識」の目覚め、このビッグキャンバスに光を当てて目覚めさせることです。
愛と感謝を込めて
with vaststillness
あなたの本質=静寂の空間
神、あるいはあなたの本質というのは「何か、あるもの」ではありません。「内容のあるもの」ではありません。「形のあるもの」ではありません。頑張って言葉を使って説明するとしたら「それは〇〇ではない」というしかありません。そこに残されたものがあなたです。
それは名前をつけられるものではありません。しかし、知ることはできます。でも、概念的に知ることはできません。なぜなら、すべての概念には名前が付けられ、形あるものになっているからです。それは静寂の空間の中で、簡単に楽に、わかるものです。それは誰の中にもあるものです。
頭の中の雑念の根底に、たとえそれが精神的にも感情的にもどんなに乱れ狂った状態であるとしても、エゴとしての自分がどんなに強烈に現れているとしても、誰の中にも、私たちの本質である静寂-純粋な意識があるのです。それがあなたの本質です。あなたの本質は宇宙の本質と同じ、切り離されたものではありません。
形なき次元の目覚めへ
これらは単なる言葉なのでしょうか?確かに、言葉はそこに導いてくれるものです。それは要約することもできず、説明しようとすることさえできないものです。あなた方の中から「よくわからないので、もうちょっと詳しく説明してもらえませんか?」と質問が出たとしても、それには答えられません。これらは助言-道案内です。助言を分析しても意味がないのです。
しかし、思考する頭は内容が何か欲しいのです。だから、助言-道案内に関して質問するのです。助言を単なる助言として受け止めないのです。助言-道案内を分析したがるのです。顕微鏡を持ってきてこの案内板を調査しようとするのです。これは思考する頭には理解できないものなのです。これらの話は助言-道案内として受け止め活用させてください。宇宙の解説として捉えないでください。そんなものはあり得ません。でもこれは役に立つものです。
ウパニシャッドにある美しい表現も、ここで出てきた言葉もそうですが、これらの言葉は形のない次元、ひとつのいのちに導くためのものです。つまり、あなたの本質に導くためのものです。ですから、これらの言葉が真に導いている先は、内なる静寂の次元です。それは躍動するいのちでありながら、じっと静止しています。完全に目覚めているのですが静止しているのです。思考の根底に、思考と思考の合間に、言葉と言葉の間に、現象界に実在するものすべてが描かれているキャンバスがあるのです。
by エックハルト・トール「The flowering of the human consciousness」より抜粋