「『人』から『神・普遍意識』へ 」ムージ

「意識」としての地球体験へ

人としての人生を彷徨っていた人類の長い長い歴史は、ひとり、またひとりと、意識の目覚めを体験していく意識が増えるたびに最終章の終わりに近づいていっているようです。ひとりの目覚めは個人の出来事にあらず、意識が意識に目覚めた光の拡大は、想像を絶する勢いで私たちのエネルギー体に作用してきています。

今まで、人は人として人生を全うし、個人としてのストーリーの中で幻の地球体験を重ねてきました。今、人は神へ、人は意識としての人生にシフトしていっています。意識としての地球体験へ、パラダイムシフトは順調に進んでいます。それはオープンクラスでの集まりにおいても明らかになってきています。テレパシーコミュニケーション、シンクロニシティ、過去の解放、課題解決等、そのスピードとスムーズさは尋常ではなく、時には涙、時には笑いとなって現れるしかなくなってきています。

「人」から「神・普遍意識」へ

今回選んだムージの動画は、今まで世界中の大勢の真理探求者と向き合ってきた中でムージが「真理探求者が陥りやすい現象、ワナ、エゴの働き」などを指摘してアナウンスしている動画の中の1つです。「人として、個人としての自己」を「純粋なる意識」としての意識に置き換える！というこの端的明瞭なメッセージを語るムージのエネルギーは、私たちにとって、今目覚めて生きることがどれだけ大切であり、それは地球人として必須の課題であることかを物語っているようです。

今、こうして賢者、マスターたちのエネルギーを身近に感じ、指示を仰ぎ、内観できること。その恩恵に深く感謝すると共に、今地球に押し寄せてきているエネルギーの勢い、大いなるシフトが着々と進行中であることを感じずにはいられません。

いつもありがとうございます。with vaststillness

ムージ：教えられただけで「意識」の目覚めはない！

Mooji: ナマステ～みなさん、こんにちは。私が感じていることをざっくばらんに、少しお話してみようと思います。ここでもよく話題になる、とても大切なことです。多くの人々が解脱者になりたいという目的で「スピリチュアリティ」を学び、修行を重ねているようですが…私にわかったことがあります。それは・・・人間が、人から教えられて、普遍的な存在としての自分の本質を見出すことはほぼ不可能だということです。

それは教えてもらってわかるものではないのです。教えてもらえるものでもないのです。より気づきを深めるために、お互いに助け合うことは出来ますが、ほとんどの人は習慣的な考えが反射的に出てきて、人としての自分、自分の要求にすぐ戻ってしまうのです。「人」が主たる貢献者であり「人」が主たる犯人になっているのです。「人」が作ったものを「人」が洗い流しているのです。だからどうしても、この「人」に逆戻りしてしまうのです。あなたが「人としての自分、自分の個性」に忠実であり続けるかぎり、それは利己的な在り方です。そんな状態で「私は普遍意識の中にいる」などと自分をごまかさないでください。それは違います。

恩恵を通して、因習からの解放を通して

私たちが真に普遍意識となり得る唯一の方法は、恩恵を通して、因習からの解放を通して、それがやってきた時です。それは自分の本質に向かって真理を求めることで現れてきます。そして、それは心に曇りひとつない明晰さでやってきます。形なき意識としての本当の自分というものがハートでわかるのです！感情も思考も、すべては何にもとらわれない意識があってこそ、その中で演じられているものなのだとわかるのです。普遍意識は、今ここで人間の表現を通してのみ現れ出ることができるのです。

でもこれは、教えられて出てくるものではありません。多くの人々～仏教徒、イスラム教徒ヒンズー教徒、キリスト教徒・・・あなたがどの信徒であれ、多くの人々がスピリチュアルな修練を続けています。そうすることで、ある程度のスピリチュアルな状態にもなり、それはそれで素晴らしいことだと思います。しかし、神秘的な普遍意識キリストの光、クリシュナ意識、シヴァの存在その全体性、神聖さは、修練の結果得られるものではないのです。それは修練の結果得られるものではないのです。修練によって可能なのは「より良い人になること」「人とうまく付き合えるようになる」「よい信者になれる」「良き修行者・探求者になれる」「良い人間になる」ことなどでしょう。しかし、目覚めた意識だけが光となって、この宇宙に光を放っていけるのです。それはどんなに修行に徹したとしても、その結果として得られるものではないのです。

「人」から「純粋なる意識」へ

あなたは神の恵みに溶け込んでいかなくてはならないのです。「人としてのあなた、あなたの個性」は「純粋なる意識」に置き換えられなくてはならないのです。「純粋なる意識」に、フィーリングや感情がないわけではありません。しかし、その働きはまったく違ったものになります。そのことに関してはお話したくありません。あなたがお手本としてしまうようなことになってしまいますから・・・。あなたは自分自身に無関心にならなくてはなりません。すべてに身を任せなくてはならないのです。何ごとにも捕らわれてはなりません。ここに多くの探求者が陥ってしまうワナがあります。それは「自分はある状態に到達した」と思ってしまい、自分自身であることが心地よくなってしまうのです。でも、あなたの中にはまだ消滅させなくてはならないものが残っているのです。あなたの個性、責任があるのです。この責任というのは日常的な仕事においてとか、役割における責任という意味ではありません。大きな意識の中で、それはもちろんあり続けます。

エゴの通用しないニューパラダイム

しかし、あなたが心の底からの忠誠心を持って持ち続けているエゴ的なアイデンティティは、一切通用しません。それは通用しません。「あなたは完全に置き換えられなくてはならない」という意味は、それは自分自身によって行わなければならないということです。神としての自分自身によって置き換えられなくてはならないのです。自分の個性は大切なものだと思うかもしれません。しかし、個性としてのあなた価値はありません。それは夢に過ぎません。それは幻影に過ぎません。見かけのものに過ぎません。でも、その夢、幻影から目覚めた時にしか、自分の個性の不完全性はわからないのです。

このことを思い返してみてください。
ナマステ～ありがとうございます。
by　Mooji

※おまけ※