今年初のエックハルト・トールからのメッセージ動画は、大自然の中で歩く姿と共に現れました。エックハルトの動画はほとんどがスタジオ収録ですから、これは文字通り自然な映像で、しかも新鮮で迫力あるエネルギーを届けてくれました。
私たちは大自然の中に身をおくと、何とも言えない解放感と安心感を抱きます。そこにある普遍意識に共鳴共振するからです。バランスを崩したな・・・と思ったら、何も考えず、ただ大自然の中に飛び込んで身を任せるといいですね。大自然がきっと必要な調整をしてくれるでしょう。感謝です!
エックハルト・トール:大自然の静寂の中で
2500年前仏陀は、森の中に静かな場所を探しそこで瞑想するようにと人々に教えていました。それは仏陀の教えの中でも中核をなすものでした。大自然が仏陀の教えの中心にあったのです。
今日はみなさんに、私がどのように自然を体験しているのか、自然界の背後にある意識をどう体験しているのか、お話しようと思います。
まず初めに、マイクにこの静けさがとらえられるかどうかはわかりませんが、今ここにある静寂に耳を傾けてみましょう。マイクにこの静けさが伝わるでしょうか?今私は右耳に耳鳴りがしているので、100%の静寂ではありませんが、それでも左耳からは静寂を捉えることができています。深い静寂です。
大自然の中で静寂に耳を傾けるためには、研ぎ澄まされた意識状態が必要です。感覚を研ぎ澄ませてじっと耳を傾けていないとなりません。同時に、周りを見渡してみてもいいでしょう。周りを見渡しながら静寂に耳を澄ますのです。大自然の中にどっぷりと浸るため、神聖な自然界を体験するためには、自然の中にいる間は出来る限り思考を取り除くということがとても大切です。
そして、すべての感覚を超越した目覚めた意識として存在するのです。研ぎ澄まされた「今ここに在る意識」で在ることです。
by Eckhart Tolle “Being in Nature”