不確実な21世紀を確実に生きるには？

私とは何か？誰か？
人生で何をすべきなのか？
人生の目的とは何か？
私はどう生きるべきか？
人生の意味は何か？
この人生に価値あるものは何か？

不確実な21世紀を確実に生きるには・・・

2020年が始まりました。さぁ、これからどんな時代になっていくのでしょう？

多分・・・今まで何年生きてきたか、どんな人生を送ってきたか、この時代の変化、情報社会の進化についていけているかいないのか、そういったことが一切関係なくなってしまうくらい、私たちは大きく変化していく予測不可能な時代を生きているのでしょう。

目に見える景色、生活様式はあまり変わっていないのに、数ヶ月前でさえそれが遠い過去のようであり、今とは違う自分が存在していたかのように思えるのは、変化のスピードが本当に加速しているからに違いないし、この分でいくと、これから先も、数年後はおろか数カ月先でさえ、自分はどうなっているのか、世界はどうなっているのかわかるはずもありません。

この人里離れた山奥に住んでいてもそう感じるのですから、私たちの私生活がいかにグローバルな動向に影響を受けているかがわかります。21世紀に生きるということは、世界中のどこでどのように生きていても、例外なくITやAIの余波を受けざるを得ないし、その影響下にあることを実生活上ではっきりと見せつけられていくだろうし、だからこそ今まで以上に、何ものにも影響されない自分というものを取り戻していくことが重要になってくると思っています。

「自分の気持ちに聞いて、自分の情熱に従え」は簡単じゃない

本当に今まで信じ込まれていたストーリーの数々が、次々とドミノ倒しのように崩れていく、そしてそれはもう起こっています。ある成功モデル、幸福モデルという答えがあって、そこに向かって敷かれていた人生というレールを頼りに歩んできた時代は終わりに向かっているんです。今までは社会が、あるいは両親が「ある人生物語」を提供してくれていました。こう生きれば安全だよ、こう生きれば価値ある人になれるよ、幸せになれるよ、そういったモデルパターンがあったんです。でも今は違います。伝承されてきた神話を信奉している人は激減しているのは明らかです。

だからといって、今現在信頼できる次なるモデルは現れてきていません。強いて言えば個人の自由を提唱して、誰にも支配されずに「好きなことをして生きること」だと思いますが、これも簡単にはいきません。なぜなら、大方の人は自分のことがよくわかっていないので「Listen to your heart. Follow your passion. 自分の気持ちに聞いて、自分の情熱に従え」と言われても、どれが自分の声なのかもわからないし、情熱を向けられるものもなかなか見当たらず、すぐに思いつくのは誰かのコピーだったり、そう思わされているだけの理想を「自分の願望」と取り違えてしまうからです。

「自分の気持ちに聞いて、自分の情熱に従え」これは大切なことだと思います。ただ、そうは簡単に行かないくらいに私たちの気持ちというのは操作されやすく、歪められた引き継ぎをしてきていることもわかっていないといけません。スマホを代表とするデジタルディバイスへの依存が強まるにつれて、人間を操作することもより簡単になっている中で、「自分のこの気持ち」「自分の衝動、情熱」に対しては一歩も二歩も退いて、疑い検証してみることも必要になってきているのです。

スピリチュアルな質問を投げかけ、より自分を知っていこう！

誰も体験したことのない変化が矢継ぎ早に起こる現代に生きる私たちが、生き方を模索するのは当たり前です。トップにあげたような太古から人間が問い続けてきたスピリチュアルな質問は、これからもっともっと多くの人が自分自身に投げかけるようになるでしょう。

これらの質問にはこれだという正解はなく、答えも変わり続けるものです。あるいは知り得ないものかも知れません。だとしても、これらの質問を自分に投げかけ、今この時点での最善の答えを探りながらより自分自身を知っていくことができれば、この目まぐるしく変化する不確実な時代の中にあっても、確実な何かを掴み取っていけるのではないか、今自分が何をすべきかが明らかになってくるのではないか、変化し続ける自分をさらに変化させていけるのではないか、そう思っています。

2020年、今年もどうぞよろしくお願いいたします！

with vaststillness
yukiko hirayama