私たちの体験する世界はよく「鏡」を使って例えられます。「内面の世界、こころの状態が外の世界に映しだされている」という教えです。さて、この「鏡」は実際何を映しだしてくれているのか?今回の動画でディーパック・チョプラ博士は、私たちはすべての関係性を通して自分の内面にある「ポジティブな側面とネガティブな側面」「罪人と聖人」に気づき、その混ざり合った存在が自分であり、そこに気づくことで誰もがみな同じように両極のエネルギーを持ち合わせていることがわかってくると言っています。
さて、この「鏡」について、さらに踏み込んで1947年~56年にかけて発見された死海文書(紀元前2世紀頃から西暦1世紀ころ)の中にエッセネ派ユダヤ人により書き記されていたという神秘的な叡智「投影される7つの関係性」(Seven Essane Mirrors of Relationships)を元に、「鏡」に映し出される関係性をもう少し具体的に紐解いていってみたいと思います。
【7つのミラー】
1. 今この瞬間の状態を映し出す鏡
2. 自分がジャッジ(批判・判断)しているものを映し出す鏡
3. 失ったもの、奪われたものを映し出す鏡
4. 未完成の愛の関係を映し出す鏡
5. 父・母(天の父・大地の母)との関係を映し出す鏡
6. 魂の闇夜を映し出す鏡
7. 自分関係、自己完成のプロセスを映し出す鏡
【関係性:内面を映し出す鏡から学ぶ】by Deepak Chopra
昔から「すべての関係性は鏡である」と言い伝えられています。「いいなと思って惹かれる人」「ちょっと苦手だなと避けたい人」どちらも自分自身を映し出している鏡だということです。私たちは自分と同じ性質を持った人に惹きつけられ、さらに求めます。また、自分の中で否定しているところを相手の中に見た時、嫌だなと思うのです。すべての関係性は、自分の中にある“罪人と聖人”に気づきを与えてくれるためのものです。
「この人のどこに私は惹かれているのだろうか?」「どうすれば同じようになれるのだろうか?」また、もし誰かにムカついたとしたら「自分の中の何を否定しているのだろうか?」と自問してみるのです。
これらを問いかけていくと、自分というのはポジティブなエネルギーとネガティブなエネルギーが混ざり合っているものなのだとわかってきます。自分自身にあるそれら両極のエネルギーを受け入れた時、誰もが両極のエネルギーを持っているのだと受け入れることが出来るでしょう。