お金はスピリチュアル ジェフ・フォスター

目覚めた若者急増中!

indigo今日は、非二元性(ノン・デュアリティ)のスピリチュアルティーチャーとして活躍中のジェフ・フォスターの「Money is Spiritual」というい記事をご紹介します。

ジェフは’80年生まれ、イギリスのロンドン育ち、ケンブリッジ大学で天文物理を学んだ後、20代の半ば頃から精神的におかしくなり、長くうつ病を患っていたそうです。自殺にまで追い込むような精神状態の中、同時に、救いを精神世界の教えに求めた彼は、26歳の時、分離感が生み出していた二元性の現実の崩壊、スピリチュアルな目覚めを体験し、以降、現在の活動に至っています。

ここ最近は、ジェフのように至って普通に見える若者が、人生の若い時期に「目覚め」を体験し、その体験を配信しているYoutube動画をよく見かけます。中には小学生で非二元性の現実に目覚めている子どももいたり、また、非二元性に目覚めた親用の子育て法や本、絵本なども紹介されるようになりました。ここ10年~20年、日本でも不登校の子どもたち、成人してからも社会に適応できない人、精神状態が不安定な人が増えていますが、大人たちはこれらを表面的な社会現象と見るだけではなく、「現実」の根本的基盤がぐらついてきているのだということに目覚めていかなくてはならない、そこまで来たように思います。

でも、それもいつになるかわからない・・・それならば「子どもたちが先に目覚める」しか道はないのかもしれません。それほど「目覚めた子どもたち」は増えてきているのです。どちらかと言うと、今は「子どもに育ててもらっている」という意識が必要なのです。ここに気づかなくては益々分離感と苦悩が増すだけです。

私も「目覚めた子どもたち」の母親として、今までたくさんの気づきを与えられてきました。子どもたちは時として、まるで私たちの固定概念、価値観、エゴを打ち破る係として生まれてきたのではないかと思えるくらい、堂々とありのままに存在しています。すべてはすべてのために~感謝あるのみです。

では、ジェフ・フォスターの「Money is Spiritual」楽しんでください☆

ジェフ・フォスター お金はスピリチュアル

duck-silhouette-on-golden-pond-lane-erickson「スピリチュアル(霊的)な教えの対価として『お金』を請求するのはどうなのでしょうか?」という疑問を投げかけられることが時々あります。このことに関しては賛否両論言われてきていますが、対象が「お金」なだけに、あまり公の話題になることはないように思います。

自分はスピリチュアルだと思っている人のほとんどが、「お金はスピリチュアルでない」と思っているようです。実際、「スピリチュアル」「スピリチュアルではない」と分けること自体がおかしな話なのですが、お金は汚いもの、エゴの現れ、などと考えている人が多いようです。中には「スピリチュアル・ティーチャーはお金を取るべきではない。教えは無償であるべきだ。あるいはドネーション(寄付)によって与えられるべきだ」「お金を取るような先生は本物ではない。偽物だ」と言っている人もいます。

でも、よく考えてみましょう。たとえば、お金を取らないスピリチュアル・ティーチャーがいたとします。でもこの人がどこか深いところでは、できるだけたくさんのドネーション(寄付)を期待していたり、できるだけ多くの弟子や支持者を集めたがっていたり、あるいは、有名になりたいと思っているとしたらどうでしょう?「この先生は、自我がなく欲望もなくエゴもなく、決してお金を取ることもありません」といったキャッチフレーズは、実は最高にお金儲けに繋がるイメージを作っているとも言えるのです。

すべては動機と意図!

実は、お金そのものが問題なのではなく、お金に関してどう思っているか、お金をどう捉えているかが問題なのです。お金は単に、人生の一部であり、生きたエネルギーの自然の動きです。お金がらみの苦悩や不平等などを生み出しているのは、自分たちが抱いているお金に対する恐れや貪欲さから来るものなのです。

あなたが何かのサービスや商品を提供する時(スピリチュアルティーチング、歌、アート、ヒーリング、セラピーも含みます)、あなたの動機、意図は何でしょうか?お金のためにやろうとしているのでしょうか?自分の利益のためだけにやろうとしているのでしょうか?自分自身の宣伝のため?自分のイメージのためにやろうとしているのでしょうか?自分の個人的な富を増やそうとしているのでしょうか?自分の安全確保のため、自分が楽になるためでしょうか?

もしそうだとしたら、あなたは真の意味でのお金持ち、真の豊かさを得ることは出来ません。真の繁栄と成功、つまり「いのちの自然な流れ」「いのちの豊富な循環」に繋がることは出来ないのです。「繁栄と成功」についての深い理解、総合的なバランスの取れた「与えること、受け取ること」について深い理解がなければ、人間として真に生きることが出来ないからです。

成功・繁栄のサイクル

maxresdefault人間が共に生きるということを始めてから、私たちはずっと「生命のサイクル」「生命エネルギーの流れ」と関わって生きてきました。「生命」は、私たちが必要とする以上のものを与えてくれています。食べるもの、飲むもの、何から何まで私たちはちゃんと豊かに生きられるように与えられています。そして、私たちはその恩返しとして、畏敬の念を込めて「生命」にお返しをし、そして「生命」はまた私たちに与えてくれる。この繁栄のサイクルをずっと繰り返してきています。ですから、繁栄、成功を望むこと、愛するものが繁栄してくれるように望むことはとても自然なことなのです。そして、繁栄と一つになりたいと望むことは、最も自然なことなのです。なぜなら、私たちはこの繁栄のサイクルと分離したものではないからです。

私たちは、自分が「生命と切っても切れない」関係にあるということを忘れると、全体の豊かさではなく「自分の富」「自分の利益」にフォーカスし始め、そこから私たちの恐れは生まれてきています。もし、利潤追求が主な動機であれば、あるいは自分の富を「生命」と切り離し、個人的な利益のためだけと考えたり、富と名誉のために何かを達成しようと試みたりすることであれば、それは完全に虚しく、真の豊かさにはなりません。億ションの一室に座っても、孤独感と疎外感が膨らみ、今まで以上に挫折感を感じるかもしれません。この永続性のない、常に変化する世界では、いつ自分の富を失うかもわからず、成功も見せかけの安全もいつなくなってしまうかわからないからです。結果として残るのは「不安」だけです。

すべては私たちが自分たちの本質を誤解しているところから派生しています。私たちが心から望んでいるものは「自分の富」「自分の利益」ではないのです。私たちが内奥で望んでいることは、深い意味での繁栄-私たちは生命とすべてのもの、お互いに繋がり合っているものだという感覚をもって生きることなのです。それが私たちの本質だからです。そして、それはお金そのものが与えることは出来ないものなのです。

「与えること、受け取ること」の喜び

lake私たちが喜んで自分の好きなことをしている時、私たちが「生命」と繋がり、「生命」が私たちを通して自由に流れている時、音楽や芸術、インスピレーションが私たちを通して表現されている時、その創造的な表現を周りの人たちに分かち合っている時、自然から与えられたものを人々の集まる「市場」にお返しした時、人々は私たちが分かちあったものを愛し、あるいはもっと欲しいと思い、それが彼らの感性を豊かにし、人生をより豊かなものと変え、それが彼らの繁栄となっていくものです。そして、それがまた、自分もお返しに何かしたいと思う気持ちと行動につながっていきます。私たちが分かちあったことに人々は心動かされ、それをもっと繁栄させて行きたいという衝動にかられるのです。そして、これが「人々の豊かさの果実としてのお金」という形で私たちに与えられてくるのです。「与えること、受け取ること」は、すべて自然界の一つの動きに包括されています。このように見ると、「お金」というのは、単なる「繁栄の象徴」なのです。「愛の動き」なのです。

ボブ・ディランが歌詞をシェアし、マーロン・ブランドが演技をし、モーツァルトが素晴らしい音楽を私たちに遺したこと、シェークスピアの言葉、ビリー・ホリデーが心から唄を歌っていること、個性的で奇想天外な踊りや絵画・・・これらはどれも私たちにインスピレーションを与え、変化や喜びを与えてくれるものです。そして、私たちは心から喜んで、その恩返しとして何かしたいと思うものなのです。「生命」は永遠に流れ続けて欲しい、それが私たちの望みです。私たち自身のために、そして人類すべてのもののために、それを望んでいるのです。つまり、私たちが「お金を与える」ということは、単に「感謝の表現」なのです。

このように見ると、よいスピリチュアル・ティーチャーも、アーティストであり、詩人であり、音楽家だと言えます。筆や楽器の代わりに言葉や静寂を使っているのです。でも、意図は同じです-人々を人生の深い真理に向かわせていくためなのです。「スピリチュアルなこと」「スピリチュアルではないこと」を分けることは、根本的に幻想です。分けることの出来ない一つの生命しかないからです。

スピリチュアリティは芸術

Child-of-the-Universe-Josephine-Wall-672x372スピリチュアリティは芸術です。芸術はスピリチュアリティです。スピリチュアル・ティーチャーを私たちに繁栄を与えてくれている芸術家として見ると、私たちは彼らの芸術に対して喜んで代償を払うでしょう。彼らは私たちに多くを与え、私たちは彼らにお返しをする。彼らが与えてくれているものが無形のものであり、マインドでは捉えることが出来ないものだとしてもです。彼らの教えも、私たちが感動の涙を流し、私たちのものの見方を変えてしまうような音楽や絵画と同じなのです。それでも私たちが「いや、私はお金を払わない。それはただであるべきだ!」と言い張るとしたら、それは自ら進んで「生命」との繋がり、豊かさとの繋がりを断ち切ることになってしまうのです。だとしたら、私たちは自分の内面をよく見る必要があるのです。

本当の利益とは?

私たちがこの宇宙の繁栄と繋がり、「生命」と切っても切れない関係で繋がり、自分の好きなことをして、自分のしていることを愛して、自分の喜びを周りのみんなと分かち合っている時、時には自分の痛みを分かち合っている時、私たちはお金を手にすることが出来ます。利益が生まれます。独占的な意図であれば、お金は生まれません。繁栄するもの、他の人々の繁栄に繋がるものがお金に繋がっていきます。お金とは「愛の行為」の副産物なのです。

※オリジナルコンテンツ http://www.lifewithoutacentre.com/writings/spirituality-and-money-from-profit-and-loss-to-prosperity/

2 comments
  1. 昨日から「お金」についての記事やお話を意識して取り入れていたので、こちらに記していただいた内容が非常にタイムリーに感じました。ありがとうございます。

    個人的には、お金を上手く受け取る、受け入れることができない期間が非常に長くありました。それでも実生活が成り立っているのは、ふとした時、思いがけない所から流れ込んでくるお金が大きかった為、または、周囲の方々の好意によって生かされている為で、その点は、こちらの記事にある要素とはまた別の事柄かもしれませんが……ともあれ、お金に対する思い込みが強固にあることは、長い間、一つの苦悩、あるいは課題でした。

    こちらの記事で指し示していただいたことは、大切な指針の一つになりそうです。今までの自分ではちょっと見えなかった視点です。非常に感謝しております。ありがとうございます。

  2. お金については、特別視すると、他の豊かさの流れを止める、と本で読んだ事があります。
    自分に価値を与える事が大切、とも。自分に無価値観を持っていると無意識に入りづらくなるのでしょうね。
    しかし、すべての豊かさを有り余るほど享受している時こそ悟りを開いている状態だ、とも言いますよね。独占しているわけではなく。
    すべての人がその状態になれる豊かさがちゃんと宇宙にはある、と。

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